この1,2年復興支援を兼ね、公私ともに東北地方に仕事で行くことが多い。
昨年の台風11号、今年10号、地球温暖化の影響か、台風の進路が少々変わって来ている。
沖縄や九州地方、高知県など、台風銀座といわれる地方では、台風に対する備えも、その土地に長年住む人の気持ちもしっかりしている。
だが、今まで東北地方には、弱くなってからや直接上陸することがないためか、備えもしっかりしていると言えない。
その上、福島第一原発付近に上陸したら、大惨事になるかもしれない。そうなれば、自然災害ではなく、完全な人災である。
東京に電力を供給する福島の原発、今回の都知事選では、福島支援をどうするかについては論争にもならなかった。日本人の特技、「喉もと過ぎれば熱さわすれる」精神では困る。
また、三陸を中心に津波に備える大地のかさ上げ、見ればプリンを盛り上げたように、土を盛り上げ、表面に薄くコーテングするかのようにセメントで塗ってある。
これでは安心して住めない、再び、大きな地震がくれば、100%液状化するのではないかと思う。地元の人に聞いても、皆、あんなところは住まないと口をそろえる。大雨がふれば、河川でなくても土砂崩れが起るのではないかと思っている。
血税は、住民のために、後世を生きる人に役立たないと意味がない。
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